2020年12月30日更新 【新型コロナウイルス関連最新情報】 オーストラリアの状況について

オーストラリアでの収入を得た際にかかる税金について

オーストラリアへの留学では、決められた範囲であればアルバイトで収入を得ることも可能です。
ワーキングホリデービザだけではなく、学生ビザでも就労が可能なオーストラリアですが、働いた分はどんなに少額の収入であっても所得税がかかり、タックスリターンと呼ばれる日本でいう確定申告が必要となりますので注意しましょう。

日本では会社やアルバイト先などが手続きを行ってくれることが多いですが、オーストラリアでは個人で行う必要があります。
留学先での納税はビザの種類で税率が変化し、本人が気を付けなければならない点も多くあります。
ですが、税金に関する申告を怠ってしまうと、最悪の場合は不法就労で強制送還といったこともあり得ますので、必ず手続きを行う必要があります。

現地での収入は費用の節約になるだけではなく、留学の思い出作りのためにもたくさんあるに越したことはありません。折角の楽しい留学生活に不要なトラブルを持ち込まないためにも、正しい知識を身に付けて必要な税金は必ず納めるようにしましょう。

仕事を始める前に必要な手続き

現地に到着したら早速アルバイト探しを行いたいところですが、留学生がいきなりアルバイトを始めることはできません。
留学生がアルバイトを始めるためには、まずタックスファイルナンバー(Tax File Number)と呼ばれる【納税者番号の取得】が必要です。
これは日本ではマイナンバーと呼ばれている制度に近いもので、この番号をもとにして雇用主は所得税の納付を行うため、虚偽や誤った番号での就労はすぐに明らかになり、追徴課税などの罰則が発生するため気を付けてください。

タックスファイルナンバーの申請はオーストラリアに滞在していることが条件であるため、留学先に到着してからの申請となります。
申請はすべて英語で行わなければならず、おおよそ審査・確認に28日前後かかり、問題がなければ滞在先の住所に書類が届きます。
このタックスファイルナンバーの番号は、生涯変わることはなく、たとえば5年後に再度留学してアルバイトを探そうとする際にもこの番号が必要となりますので、忘れたりなくしたりしないようにしましょう。

そのほか、アルバイト先に提出する書類としては、日本と同じように履歴書が必要です。
日本では履歴書不要といった場合もあるようですが、基本的にオーストラリアで留学生がアルバイトを申し込む際には必須と考えておきましょう。
制度は同一ですが、英文での履歴書は日本で使用するものとは大きく違い、決まった書式が存在せずコンビニで手軽に購入することはできません。
そのため、自分で考えて読み手にわかりやすく自分の能力が伝わるように、簡潔にまとめた文章を作成する必要があります。
書式は自由ですが、相手に自分の魅力が伝わらなければ書類の意味がありませんので、以下のような項目は必須です。


・名前
・滞在先の住所
・連絡先(メールアドレスや携帯電話番号)
・学歴
・職務経歴
・スキル
・自己アピールなど

英文で作成する必要があるほか、アルバイト探しでは、応募した件数分提出することになるため、USBメモリなどにファイルを入れて持ち歩くと良いでしょう。


各種ビザによって異なる所得税の税率


アルバイトをして初めての収入を得た時に、給料が思ったより少なくて驚くかもしれません。
オーストラリアのアルバイトでは、手取りでもらえる金額の時点で所得税が差し引かれています。
税率は留学に使用したビザによって異なりますが、年間の収入ごとにそれぞれ以下のような比率になっています。

学生ビザで6カ月未満の滞在:「非居住者」に分類で87,000ドルまでは32.5%の税率
学生ビザで6カ月以上の滞在:「居住者」に分類で18,200ドルまでは非課税
ワーキングホリデービザ: 37,000ドル以下の場合は15%の税率。それ以上は32.5%の税率

ほかにも様々な税率のパターンがありますが、ワーキングホリデービザは最長で6ヶ月間の仕事、学生ビザは2週間で40時間内という就労制限があるため、実際に得る収入はおおよそこの範囲が多くなります。
会計年度である7月1日から翌年6月30日の収入がこの対象となるため、税率ギリギリの場合は超えるか否かで金額が大きく違ってしまいます。注意して働くようにしましょう。

オーストラリアの消費税(GST)


オーストラリアでは消費税はGST(Goods and Services TAX)と呼ばれます。
2020年の税率は日本と同じ10%ですが、オーストラリアの消費税は食料品や医療費、教育費にはかからないという違いがあります。
主に高級品や贅沢品にこの10%の消費税をかけることで、富裕層から多めに税金を取る仕組みとなっているため、留学先で消費税のことを意識することは少ないかもしれません。
買い物では意識することは少ないかもしれませんが、レストランなどでの外食では消費税がかかるため注意しましょう。とはいうものの、オーストラリアでは内税で商品価格に税金が既に含まれているため、やはり意識することは少ないと思います。

タックスリターン(確定申告)について


オーストラリアに留学中に得た収入はすべて日本でいう確定申告を行う必要があります。
リターンという名称がついているため還付金などを期待する方も多いのですが、前述のとおりオーストラリアではタックスファイルナンバーという番号によって納付される税金は管理され、就労先からもこの番号に従ってすでに所得税が納付されています。
その際に規定より多く収めすぎていた場合は返金が、少なかった場合は追徴課税となります。
日本とは異なり、どんなに少ない収入でも確定申告自体は必要となるほか、すべて個人で申請する必要があるので、該当の期間に申請し忘れてしまったといったことがないように気を付けてください。

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