アデレードは南オーストラリア州の州都で、「街並みの美しさ」「治安の良さ」「住みやすさ」から毎年「世界で最も住みやすい都市」で10位内の一つにも挙げられています(第五位2013年)。
トレンス川周辺は緑地で囲まれており、有名な博物館や美術館が集まっています。先住民の美術工芸などの広大なコレクションを誇る南オーストラリア美術館や、自然史をテーマとする南オーストラリア博物館などがよく知られています。街の規模は州都ながら、コンパクトにまとまっていて20分圏内で全てのものが揃う環境の良さから「20Minute City」と呼ばれています。
そんな魅力いっぱいのアデレードは、ヨーロッパや他アジアからの留学生の認知度は高いですが、日本人にとっては認知度が低いため、オーストラリアの大都市の中で最も「日本人が少ない」都市になっています。
さらに言えば「教育の質も高い」、そして何より「生活費が安い」と言う留学生の希望トップ3が叶う都市なので、日本人にとっては「隠れた教育大都市」といえるでしょう。
観光スポット
バロッサ・バレー Barossa Valley
バロッサバレーは、アデレードシティセンターから北東60キロに位置する南オーストラリア州の渓谷です。オーストラリア最大の栽培面積を持つ「南オーストラリア州」では、様々なワインが楽しめます。オーストラリアを代表するブドウと呼ばれる赤ワインの品種シラーズは、特に「バロッサバレー」で多く収穫されています。オーストラリアのテーブルワインとして知られる大手メーカーJacobs Creek(ジェイコブス・クリーク)も、ここバロッサバレーで製造しています。
カンガルー島 Kangaroo Island
自然の宝庫として幅広く知られ、一現地オーストラリア人にも大人気のカンガルー島。この島はオーストラリアで3番目に大きく、その大きさは、東京都のほぼ2倍。島全体は国立公園に指定されており、その豊かな自然を守るため、島内の道の殆どは未舗装という徹底ぶりです。島内には公共の交通手段がないので、移動はレンタカーやバイク、自転車のレンタルまたはツアーに参加をすると安心です。コアラ、カンガルー、ワラビー、エキドナ、ゴアナ、ペンギン、アシカ、ペリカン、カモノハシなど、オーストラリアに生息する野生動物が全部まとめて見られるのがカンガルー島です。
グレネルグビーチ Glenelg Beach
アデレードの中心部からトラムで、25分で行くことができるビーチです。
白砂が眩しいグレネルグビーチ(Glenelg Beach)のシンボルといえば、桟橋の「グレネルグ・ジェティー(Glenelg Jetty)」。グレネルグで最大の見どころは、なんといってもサンセットです。セント・ビンセント湾(Gulf of Saint Vincent)に沈む夕陽をビーチから眺めることができます。
長い桟橋の影と、一日を燃えつきた太陽が、刻々と海へ吸い込まれていく情景は言葉に表すことができないくらい美しい空です。
セントラルマーケット Central Market
アデレードの台所とよばれる「セントラルマーケット」では、新鮮な野菜、果物、魚介類、肉類が安く手に入ります。マーケット内には日本食料品店もありますので、日本食が恋しくなったらぜひのぞいてみてください。
中華街 China Town
セントラルマーケットを抜けると、その奥(隣)に中華街もあります。規模は小さくコンパクトですが、飲茶や屋台レストランなど本格的な味を美味しく楽しめます。