4月25日はオーストラリア全州で定められている祝日、アンザック・デイ(ANZAC DAY)。これは、第一次世界大戦中に編成されたオーストラリア・ニュージーランド軍団(Australian and New Zealand Army Corps)がトルコのガリポリ半島に上陸したことを記念して制定されたオーストラリア全土の祝日です。この軍団の英語表記の頭文字をとったものが『ANZAC』となり、一般的にオーストラリアでは略式でアンザックと呼ばれるようになりました。

オーストラリアにとって、唯一の本土爆撃を受け多数の戦死者を出したのが第二次世界大戦。

で、その敵国は日本!

ちまたでは、「外に出たら卵を投げつけられる」「パレードを見に行ったら唾を吐きかけられる」という事で、「その日は外に出ない方が良い」と言う話も有りますが、そんなのは相当昔の話で、現在ではそんな目にあったと言う様な話は聞きません。ただ、日本がオーストラリアを攻撃したのは事実ですし、それにより反日心をいまだに持っている人も少なからずいます。私も実は25年前くらいにシドニー留学して間もない頃にタクシー運転手に日本人だとわかったとたん、シドニーハーバーブリッジのど真ん中で降ろされた苦い経験もあります。英語出来ず、なぜ突然降ろされた理由も分からず、とても戸惑いましたが、日本人であるという新たな気づきを針のように植え付けられた経験でした。

また、TVでは日本軍が攻めて来た時の事を舞台にした映画やドラマなのも放映されているので、ちょっと ”居心地が悪い?” と感じる事も有るかもしれません。

でも、実際オーストラリア人は Take it easy や Mate の精神にも例えられる様に、みんな正直で前向きで寛大な心を持っている人が多いので、戦時中捕虜になった人の中には「地獄の様に大変だったけど、戦後は日本人の友達出来た。それは事実であり、私の人生に置いて貴重な経験だった。」というように話している人も実際に多くいます。
去年亡くなった義父も戦争を経験した方で、毎年アンザックデイには軍服やジャケットを着てたくさんの名誉バッジを胸につけパレードをしていました。そんな父も、日本人である私を世界で一番最高の娘を持ったと喜んでくれたのは今でも甘い思い出です。

世界平和を祈らずにいられない日々です。